あおいことり

いつか詩集にするため素敵な詩を綴りたいです

逃げない勇気と逃げる勇気

父と久々に会って、話した。

会う前は第一声何を話そうとか、怒ると逃げなきゃとか考えて緊張した。

いざ会うと、父は終始私にはニコニコ笑顔でいた。拍子抜けした。

『おう、どうだった?お客さん沢山だったか?』

『もうお母さんのやつ、認知症に違いない。お父さんはこれから大事な役目引き受けるけん、この家出るぞ。お前があと宜しくな。』

ずっと一方的にお喋りしてきて、内容が支離滅裂だった。

 

母が、少し話をしたらキレて、物を持って動くと『邪魔するな!上で大人しくおれ!散らかり放題しやがって。』とキレて、猫のフウチャンもオロオロして隠れんぼ。

私も逃げたいと思いつつ、このサバイバルな状態がなぜか懐かしく楽しくなってきた。あー前はこれ当たり前だったな。父がキレたらいかにやり過ごすか必死に模索してたっけ。

でも今は前と違う。帰るアパートもあるし、逃げる場所ある。この状況永遠に続かんし、楽しんでやれ。へへみたいになって気分はリラックスしていた。

とりあえず私は、父の気配におびえるばあちゃんやフウチャンを大丈夫大丈夫心配ないよって慰めて落ち着かせる事に成功した。だっていつかこの状況終わるもん。大丈夫大丈夫なんとかなるーって笑ってたら、フウチャンは安心したのか昼寝してた。ばあちゃんは認知症なので忘れておやつタイムしてた。

 

1時から5時まで実家でいた。掃除して、話聞いて、父の病院に相談の電話して、めっちゃ疲れた。

とりあえず今日一日お疲れ様でした。お腹空いた。夜何食べようかな。

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