あおいことり

いつか詩集にするため素敵な詩を綴りたいです

2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

詩『私の好きな詩』

あれ、さっきみたフレーズは なんだったんだ?! 広がる波紋 しばらくは心地良さに浸る しかし、 あの感動をもう一度味わいたくて ページをめくる やっぱり幻ではなく 本物だった! 理由はわからないけど 好きな詩は何年たっても ずっと好きなままだ

詩『クスノキの木』

神社のクスノキは 大きくてお顔までは見えない 茶色いお肌は皺だらけだし 緑の腕は空へ握手を求めてる おみ足は筋骨隆々だ 雨にさらされ 風が吹いても 地震が来ても 雷が鳴る日も ずっと前から 今日も明日も 葉に触れてみた 幹に耳を当ててみた 木は黙ってい…

詩『謎I』

大きくも小さくもない 何の意味も為さない 訳が良くわからない 水中をぷかぷか 波間をふわふわ 泳いでいるようで 泳いでいない 指先でつつくとソイツから びりびり低周波と暗号が流れてきた マークナラ『?』 数字ナラ『0』 色ワ『透明』 職業『無職』 住ム…

詩『別れた日』

『疲れたからバイバイ』 透明なシャッターを 目の前で下ろしてN氏は どこかへ消えた よく晴れた日 あっけない幕引きだった 淡々とした短文は、恋の熱量が残り少ないのを物語っていたように感じる 横隔膜のあたりが ヒリヒリして 目の奥がツンとする 時々ふと…

詩『ギラギラ✨』

ゴッホの絵を観た 第一印象はうるさいだった 自分をさらして拒絶され 零れ落ちた色が 叫び声のように響く あの絵は黄色が目立つ 黄色に注目すると 眉間に皺を寄せては 後頭部がクラクラしてしまう 絵の青い色を認めた 不思議な絵 黄色以外を注目して絵を見る…

詩『から』

からっぽの鞄 何を詰めていこうって 思案をしている 小さな子が鞄の隅で 隠れて背をまるめて 泣いてた事がある 大きくなってもその子 猫背で目立ちたく無いから うつむき加減なまんま 自信なくて 周りに頼ってしまう 幼いままなんだろう 自分とは何だろう? …

自分探し②

これからしたい事も特にない。 好きな事って何だろうね。 得意な事もよくわからない。 良くわからない。 自信がないことは確かだけど。 自分の意思を持ってあれこれした記憶があまり無い。 親や人に認めて貰うことで何となく生きてた気がする。 空っぽで小さ…

自分探し①

人付き合いが上手く行かない。 知り合いはいても、心をゆるせる友達いない。家族仲悪い。職場の人に避けられるかいじめられる。習い事も人間関係で悩みやめる。 原因 生育環境で当たり前でいた、関係の築き方が特殊なんだと気づいた。長年親に依存してた。経…

恐怖症を克服した話

私は色んな恐怖症があり、そのうちの二つを克服した経験がある。 ①犬恐怖 4歳くらいから42歳まで。吠えられるのと噛まれるのが怖かった。きっかけ飛びつかれたから。 犬に吠えられたり、唸られる。あと追っかけ回されることもある。 直すきっかけ 去年の春…

詩『手紙…沢山のあなたへ…』

例えば心がガラスになり壊れたとしても… バラバラになってしまったら 散らばった欠片をひとつひとつ 丁寧に集めてみようと思っています どんな記憶が入っているでしょう? 死んだばあちゃんにも 好きだった男の人にも 死んだ詩人の人にも 事情があって会えな…

詩『夜の気配』

どれくらいの間悩む事に 費やしてきたでしょう 正しい答えを求めては 未だ得られずにいます そんな時にも夜は 裁いたりも 褒めたりも しません むしろ凛として ふけゆくので 夜の大きさを感じ 安心していられます