2021-01-18 詩『別れた日』 詩 『疲れたからバイバイ』 透明なシャッターを 目の前で下ろしてN氏は どこかへ消えた よく晴れた日 あっけない幕引きだった 淡々とした短文は、恋の熱量が残り少ないのを物語っていたように感じる 横隔膜のあたりが ヒリヒリして 目の奥がツンとする 時々ふと思い出す 真夜中過ぎや朝方の ぼんやりする時間にね 未練なのか執着なのかわからない 別れはいつだって誰が相手でも 寂しくて辛いのは確かだよ