詩『から』
からっぽの鞄🧳
何を詰めていこうって
思案をしている
小さな子が鞄の隅で
隠れて背をまるめて
泣いてた事がある
大きくなってもその子
猫背で目立ちたく無いから
うつむき加減なまんま
自信なくて
周りに頼ってしまう
幼いままなんだろう
自分とは何だろう?
好きな事や
やりたい事
そんな大切な事を
周りの顔色をみて
一喜一憂していた
人に頼って人のせいにした
自分を信頼して
可能性を試していってもいい
私にしか歌えない歌があるなら
私にしか描けない絵があるなら
自分の体を使って汗を流し手を汚しながらやっていくしかない
まだまだ詰まらない鞄をながめる
中身が詰まっていくまで
これからこれから