詩『手紙…沢山のあなたへ…』
例えば心がガラスになり壊れたとしても…
バラバラになってしまったら
散らばった欠片をひとつひとつ
丁寧に集めてみようと思っています
どんな記憶が入っているでしょう?
死んだばあちゃんにも
好きだった男の人にも
死んだ詩人の人にも
事情があって会えない人にも
目を閉じれば何度も思い出の中に還っていける
記憶障害にならない限りは
いつでも欠片の中で会えているので
私は寂しくなれないって気付いたんです
きっとこの先も誰かと出会いまた別れるけど
寂しさを感じる事は不可能だと思います
永遠に一緒にいる事も不可能だし
いつかは別れはやって来るものだから
それ以上でもそれ以下でもない
そんな気がします