あおいことり

いつか詩集にするため素敵な詩を綴りたいです

詩『クスノキの木』

神社のクスノキ

大きくてお顔までは見えない

茶色いお肌は皺だらけだし

緑の腕は空へ握手を求めてる

おみ足は筋骨隆々だ

 

雨にさらされ

風が吹いても

地震が来ても

雷が鳴る日も

ずっと前から

今日も明日も

 

葉に触れてみた

幹に耳を当ててみた

木は黙っていた

 

くすぐったがらず

怒りもせずにいた

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