2021-01-26 詩『クスノキの木』 詩 神社のクスノキは 大きくてお顔までは見えない 茶色いお肌は皺だらけだし 緑の腕は空へ握手を求めてる おみ足は筋骨隆々だ 雨にさらされ 風が吹いても 地震が来ても 雷が鳴る日も ずっと前から 今日も明日も 葉に触れてみた 幹に耳を当ててみた 木は黙っていた くすぐったがらず 怒りもせずにいた