詩『ミュート』
5月聞きたくない事に耳をふさいで
現実を逃避行した
頭の中で仮想現実をどんどん作り
虚構の世界で生きようとした
頭の半分くらいは失恋の自覚はあるけど、
もう半分くらいは感覚が麻痺してた
振られた人からの連絡を期待したり復縁できた未来に夢膨らませてた
復縁したくてたまらなかったんだろうな
名前を呟いて今頃どうしてるか気になったり
過去に感情ごとタイムスリップして
あーあの時楽しかったなあと思い出したり
ハッ!ってたまに恥ずかしさに我に帰るけど
暇になると今と過去の境目が曖昧になって
あの人の白昼夢を見ていた
5月にあっさり振られて泣きながらさよならと別れ、今はもう9月
やっと失恋した現実を受け入れる心になれた
どれだけ待っても復縁なんか期待出来ない
あの人私以外にも同時に恋人候補の女性がいたんだから
その内の誰かを夢中でいるから私にさよならを言ったんだよね
何が女性不信だし仕事忙しいから恋人が作れないよ
嘘つきっ!
ちゃっかり女性と出会いあるじゃないか
しれっとその女性と私を間違えてメッセージ送ってくるしどう言うことだと聞いたら
『確かに他にも女性とLINEしてる。でも僕は好きな人はずっといなかったよ。まだその女性と今後どうなるかわからないよ?』と開き直った
えー私たちお互い好き同士じゃなかったの!?
しかも私を何かあった時の補欠扱いにしてる?
ダブルで衝撃受けたわ
私の初めての恋人もどき
ワガママな所はお互い同じだったよね
相手に変わる事を期待して
リクエストして
自分は相手の期待を
時々裏切った
私はもっと頻繁に会ってと言い
相手の痩せて欲しい願望を叶えなかった
もっと優しくしてあげたいのに素直になれず
文句ブーブー(⁎⁍̴̆Ɛ⁍̴̆⁎)言ってた
失った過去は
永遠に戻りはしない
サヨナラ&ありがとう