あおいことり

いつか詩集にするため素敵な詩を綴りたいです

詩『誕生日』

今日は誕生日、43歳になった

40歳から42歳、誕生日が来るのが毎年

憂鬱になってきた

70過ぎた親戚のおばさんが悪気なく

『40かあ、世間一般的に貴女はおばさんよ

良い人見つけて早めに結婚しないと子供も授かれないよ』

と言う言葉で傷ついたからだ

おばさんって何かネガティブな印象だった

靴底が擦り減ってちびていくイメージがしたのだ

そもそも

独身で子供いないのは幸せじゃないの?

41になる日も、42になる日も

何か嫌悪感で凹んでた

でも42の夏にやっとおばさんでも良いかって

やっと開き直れた

私の周りに年上で素敵なおばさま達が

たくさんいるのに気付いたから

仕事が休みの週末は山登りに行く人

花や野菜を育てるのが上手な人

60の手習いでパソコンの勉強始めた人

生き生き輝いて見えたんだ

何かを開始するのに年齢なんか関係ないし

むしろ意欲や理解は若い頃より今の方が増した

歳を重ね経験を重ねた賜物だと思う

42から皺やシミが出来始めたり節々痛いけど

それも個性や味じゃないかなと思う

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