あおいことり

いつか詩集にするため素敵な詩を綴りたいです

詩『風刺』

竹輪の小さくて歪んだ穴

そこから覗いた世界でも

片目で同じ景色を見るたび

それが事実となって映る

言葉ひとつで誰かが騒がれて

反省ないのかとまた叩かれて

謝って辞めた

一瞬を切り取られていく一枚

切り取らずに前後をそのまんま

つなげるとどんな映像が映るだろう

叩く人と叩かれる人

たくさん失言を繰り返したと憤慨して

正義の刃をふりかざせば

誰かがまた傷ついて

果てしがない

無神経なのはお互い様

たぶん私も知らずに誰かを無神経に傷つけてきたし

誰かの無神経に傷ついてきた

違うやり方なかったのかな

誰も傷つかない方法ってないのかしら

なんだかマリーアントワネットみたいでやるせない

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