2021-02-16 詩『風刺』 詩 竹輪の小さくて歪んだ穴 そこから覗いた世界でも 片目で同じ景色を見るたび それが事実となって映る 言葉ひとつで誰かが騒がれて 反省ないのかとまた叩かれて 謝って辞めた 一瞬を切り取られていく一枚 切り取らずに前後をそのまんま つなげるとどんな映像が映るだろう 叩く人と叩かれる人 たくさん失言を繰り返したと憤慨して 正義の刃をふりかざせば 誰かがまた傷ついて 果てしがない 無神経なのはお互い様 たぶん私も知らずに誰かを無神経に傷つけてきたし 誰かの無神経に傷ついてきた 違うやり方なかったのかな 誰も傷つかない方法ってないのかしら なんだかマリーアントワネットみたいでやるせない