あおいことり

いつか詩集にするため素敵な詩を綴りたいです

2020-09-14から1日間の記事一覧

詩『猫のひたい』

やわらくて やさしい ちいさくて せまい

詩『ニャン語』

フウチャンがビー玉の目をくるくる回して 私を追っかける 片手を伸ばし私の足首をトントンとたたいた 「にゃあ」だって? ごはんかな さびしいのかな 猫が何かを訴えたいのは理解できるけど 正確な意味は解読できない はじめて言葉を喋るとしたら第一声 何を…

詩『あねもね』

かぜをうけて ゆれている わたしは あねもねと いいます すこし しか この ばしょで いられないんです どうぞ もうすぐ さるときが きたら たねを のこして おいてください わたしには こどもが たくさん います らいねんは もっと もっと にぎやかに はんえ…

詩『ほうき星』

ほうき星は軌跡を残して旅をする 誰かの記憶に残像を灯して…

詩『雲と砂ネズミ』

秋の昼下がりのこと 一匹の砂ネズミが日向ぼっこしています いつも同じ完璧な空の色だなぁと物悲しく 見ていたら、突然雲が二つ現れました お父さん雲とお姉さん雲です 時折来ては、砂ネズミの話を辛抱強く聞いてくれました 冬、お父さん雲は 僕は遠くへ旅立…

詩『薔薇にはなれない』

アネモネは可憐 桜は潔ぎよい タンポポはたくましい いつまでも美しい薔薇にはなれない だって私は平凡なチューリップ タンポポに言われて気づいた 薔薇には薔薇の良さ アネモネも桜もそれぞれ素敵 チューリップは素朴さが持ち味だから 自分らしく咲いている…