自分探し④
私が怖い時は相手も怖い。
小学生の頃、犬が吠えるから怖いと言うと、同級生の子に『それはあなたが怖がって緊張するからよ?緊張しているのが犬にも伝わるから、吠えられるん。もっと普通にすれば犬と仲良くなれると思う。それは犬だけ違う。人ともおんなじ。』
ああ、そう言えば、犬同様に当時、私は同級生の男子も怖かった。話したくなくて避けてたら、からかわれたりいじられるようになって、益々男子が苦手になってたっけ。
未だに人間不信気味で、人と話すとき緊張してしまう。変に嫌われたくなくて、ヘラヘラ作り笑いしたり、気を使い過ぎてお節介焼いたりして、結局のところ変に避けられてしまう。あと、いじられたりからかわれやすい。
それってどこか自分が先に緊張しているから、向こうには不自然に映るのかも。
犬も人も、相手の気持ちを察して反応を決めるところは似てるかも。
詩『ホ!ケ!キョ?』
公園で桜をみていたら
ウグイスが鳴いていた
姿が見えないけれど
こちらも負けじと口笛で
声のする方面へと
『ホケキョ!』と吹いたら
ウグイスが張り切って
『ホー、ホケキ、キョ♪』
と鳴き返してくれた
どう?僕の方が上手いでしょ?
本当だ
あんまり綺麗に鳴くので
悔しさもなく脱帽して
面白かったのです
詩『四つ葉のブローチ』
百円ショップでUVレジン液と
アクセサリーパーツを購入
押し花にして保存していた
四つ葉のクローバーを
パーツに貼り
上からレジンで
閉じ込めてみた
太陽光で半時間乾燥させたら
ブローチが完成
たかが百円
されど百円
自己満足かもしれないけど
わりと可愛い気がして
楽しかった
詩『壊れたプログラム』
悪夢を見た
また前の会社の人との
やり取りが蘇って
脳内で自動再生
しつこい残像に
うなされ目覚めは最悪
起床後も私は傷ついて
悲しみの波にさらわれては
忘却したいと願っていた
しかし
なぜ忘れられないのだろう?
向こうは私のことなんて
とうに忘れて普通に生活
しているに違いないのに…
脳内に壊れたプログラムが
存在してるみたい
自動再生されて悲しみの
リフレインを繰り返す
まあいいか
負け犬の遠吠えでもなんでも
何も無いよりはまだはるかにマシ
私にとっては
無視が一番こたえるから
無いよりは有るだけマシ
そうなりゃ悪夢も寂しくなくて
視聴が楽しくなるね