あおいことり

いつか詩集にするため素敵な詩を綴りたいです

詩『カラスのカーコ』

朝が来て目を覚ますとカラスの鳴き声がした

あ、カラスのカーコが鳴いている

おいしそうな食べ物を見つけたって

ダミ声でギャーギャー叫んでる

家のそばの小さな山

いろんな種類の鳥が休んでる

スズメやヒヨドリ

メジロに珍しい野鳥

ピィチュチュをおしゃべりして

エサをついばむ姿が

健気で愛らしい

小鳥たちにとってはなんだか

カラスはジャイアンのような存在

黒い体に自己主張の強めの声が

響き渡ると世界が一変する

なんかされそうで怖くなり

小鳥たちは慌てて去っていく

そのため

カーコは基本独りぼっちみたい

カーコや寂しくないの?

そりゃ寂しいさ

一羽で面白おかしくやってても

あとには虚しさがつきまとう

みんなと楽しい気分を共有できたなら

楽しい事もずっと長続きするだろう

f:id:aoihane:20210304082243j:image