詩『カラスのカーコ』
朝が来て目を覚ますとカラスの鳴き声がした
あ、カラスのカーコが鳴いている
おいしそうな食べ物を見つけたって
ダミ声でギャーギャー叫んでる
家のそばの小さな山
いろんな種類の鳥が休んでる
スズメやヒヨドリ
メジロに珍しい野鳥
ピィチュチュをおしゃべりして
エサをついばむ姿が
健気で愛らしい
小鳥たちにとってはなんだか
カラスはジャイアンのような存在
黒い体に自己主張の強めの声が
響き渡ると世界が一変する
なんかされそうで怖くなり
小鳥たちは慌てて去っていく
そのため
カーコは基本独りぼっちみたい
カーコや寂しくないの?
そりゃ寂しいさ
一羽で面白おかしくやってても
あとには虚しさがつきまとう
みんなと楽しい気分を共有できたなら
楽しい事もずっと長続きするだろう